どれだけ言葉を並べられても 悲しくなるから言わないでおいてね 一筋流れる雫か何かを 君の国じゃ「涙」っていうんだろ 今も乾いた僕の心に君がちょっと 沁みて痛い うずくまる一人の夜に朝はもっと 沁みて痛い ひとつ、 ふたつ明かり落として 明日のことにすれば 少しは楽になるの? 「叶わないことだって時にはある」 とか 悲しくなるから言わないでおいてね キラキラ輝くいつかの記憶に 少しずつバイバイをしなくちゃ 塞がりかけたこの瘡蓋に君がずっと 触れて痛い 降りかかる冷たい雨に傘をそっと 差してほしい 今日は早くテレビを消して 無かったことにしちゃえば きっと楽になるよ クレッシェンドで強くなる 想いの中で 揺れる僕と音に寄せて 「君なら何て言うかな」って思う 僕の背を見送って ひとつ、 ふたつ明かり灯して明日のことを 話そう それだけで もう行かなくちゃ