窓から見えた赤い夕日を じっと見つめている瞳の奥に 浮かび上がってきた思い出 今呼び覚ましましょう 私はこの汽車のように 後戻りをせずに前へ進み 私も夕日が沈むように 移り変わっていくのでしょう 空に浮かぶ星が輝いて 始まる夜の演奏会 鈴の音にあわせて 赤い絵の具で 染まりゆく木々の詩が 告げる秋の訪れ 黄昏の汽車 染まりゆく空 思い出を乗せて 線路を走る 時に流されて 明日へ向かうよ 窓から見えた青い木々は 秋風に吹かれて話をしてた さらさらと葉が擦れる音 耳澄まして聴いてみた 私はこの風のように 自然に任せて生きていくの 私も夕日が沈むように 移り変わっていくのでしょう 空に浮かぶ星が輝いていても 寒い風が吹いたのなら 鈴の音は止んで 聴こえなくなる 響いていく木々の声が 告げる冬の訪れ 黄昏の汽車 椛の乱舞 枯れ落ちた葉が 織り成す絨毯 踏みしめて歩いた 君と手をつないで 黄昏の汽車 染まりゆく空 私を置いて 次の旅路へ 振り向くと汽車は 小さくなっていた 黄昏の汽車 染まりゆく空 思い出を乗せて 線路を走る 時に流されて 明日へ向かうよ 遠くで汽笛の 音が聞こえた ラララ・・