闇にまぎれる 夜明け、たそがれ 繰り返して 君は答える 僕の問いかけに 淡い声で 深いまなざしで 思い出した あの日交わした 言葉はまだ、言葉のまま 眩暈、微睡 永い夜を待つ 光、幻 街を飲み込んで 文字も数字も追い越していく 自由な獣のように 探しだす、君の体温 まぶた閉じる 音と音の間で そっと触れる 優しい前足で 僕は答える 君の問いかけに 笑いながら 風と歌いながら 繰り返した あの日交わした 言葉はただ、言葉のまま 匂い、眼差し 甘い夜に佇つ 灯、瞬き 僕を飲み込んで 過去も未来も追い越していく 自由な 獣のように 探しだす、君の体温