ずっと前からわかっていた ここに季節は届かない 君の報せを待つ 途方に暮れた夏 ただの音になって 壊れて朽ちていく 叶うことない夢を見る 少年のままで 走り出す、走り去る 僕のことを忘れて 風が吹く、目を擦る 泡と波を見上げて 暮らしのなかで気付いていた ここに歴史は残らない 君の名前を呼ぶ 声が残した夜 光はどこかで 途切れていた 何も知らず泣き喚く 少年のままで 走り出す、走り去る 僕のことを忘れて 風が吹く、目を擦る 泡と波を見上げて 立ちつくす、立ちすくむ 君の影を探して 追いかける、追い立てる いつか出会う誰かを