ひとつしか叶わない願い事を 思い思いに僕らが祈ることで ほどけてゆく手と手 立ち尽くした影と影 寄せては還すような時の中で 思い思いの言葉を紡ぐことで 誰かしら誰か傷つけてゆくのなら 僕は黙っているよ ああ こんなにも愛しい日々よ 胸の奥で渦を巻く感情を 伝えるすべもない僕を もうひとりの僕がずっと眺めてた 例えば心が 目に映る答えならば 夢から覚めるような そんな言葉を話せたら ほどけてゆく手と手 立ち尽くした影と影 掛け違ったシャツのボタンのように 互い違いの歩幅で歩く舗道に 日が暮れて今日も伸びてゆく影と影 ああ どんなにか愛しい君よ 問わず語り胸を刺す感情を なだめるすべもない僕は 燃えるように染まる赤を眺めてた 例えばこの太陽が ずっと沈まずに輝くなら 例えばこの世界が ずっと終わりなき夜ならば ほどけてゆく手と手 立ち尽くした影と影 さあ もう二度と消えない傷を 他の誰かと分かり合えるような いつもと同じような毎日を 昨日今日明日と僕は数えてた 例えば心が 目に映る答えならば 夢から覚めるような そんな言葉を話せたら ほどけてゆく手と手 立ち尽くした影と影 ひとつしか叶わない願い事を 思い思いに僕らが祈ることで ほどけてゆく手と手 立ち尽くした影と影