夜の向こうに何か隠れた気がする そこにある影を 確かめてみれば分かるんだ 行こうかな 帰ろうかな 向こうから 近付いてくるなら待とうかな 手紙のように 誰かに向けて書き付けた 行くあてもないような 果てなき日々のダイアリー 届くかな 伝わるかな 少しだけ見栄はりな君の声が 夢のモザイクを 細めた目で睨みつけて 何も見えないまま 朝が来るのを待つだけ 昨日から 気のせいかな 何故か 不確かな約束が妙に気になってさ ずっと砂時計を眺めて待つ ちょっと眩しそうに猫が鳴く きっとそこにあるサムシングニュー いくつかのタイミング そっと窓を開けるのも悪くないかな 妙な小細工と小さな嘘をまたひとつ どうにでもなるさと 強がる僕を笑うんだ 泣こうかな 折れようかな 君の前で 向こうから 近付いてくるまで待とうかな 1000のかけひきと真夜中のブルース ずっと眠たそうな猫を抱く きっとそこにあるサムシングニュー いくつものタイミング そっと君を思うのも悪くないかな 夜を染めてまぶたを射す 遠く幾千万の星を見よう 夜の終わり ため息とブルース ここで何時間も夢を見る 両手広げて数を数えて思い出す かけがえのない日々 なくした後で気付くんだ 夜の向こうに何か隠れた気がする そこにある影を 確かめてみれば分かるんだ 行こうかな 帰ろうかな 向こうから 近付いてくるなら待とうかな