昼間に隠した言葉が どこからか浮かんでくる 忘れたふりをしたのに 名前までついてくる 明かりを落としたあとで やけに鮮明になる 見ないようにしていたものが 輪郭を持ち始める うまく生きてるふりは 明るいほど簡単で 暗くなるほど少しだけ 難しくなる 眠れない夜にだけ 正直になる心 言わなかったことほど 静かに響いてる 誰にも見せないまま 消えていくはずなのに この時間だけはまだ ここに残っている カーテンの隙間から 遠い街の音がする どこかで続いている日常に 少しだけ安心する 答えなんていらないと 何度も言い聞かせて それでも探してしまうのは きっとやめられない 眠らないまま朝を 迎えれば楽なのに それすらできないまま 夜に溶けていく 眠れない夜にだけ ほんとの声がする 昼間の自分じゃもう 触れられない場所で 綺麗じゃなくてもいい 整わなくてもいい この曖昧なままで 息をしていたい 静かなほど 遠くまで聞こえてしまう だからきっと 夜は嘘を許さない 眠れない夜にだけ 正直でいられるなら 朝が来る前まで ここにいさせてほしい 消えてしまう前に 名前をつけなくていい わからないままでも これが僕でいい
