Track by佳
木漏れ日が テーブルで踊る 白いノート そのままで 削りたての鉛筆 甘い香り 一文字目が決まらない かすれた線みたいな 不鮮明な距離(まま)でいい 強く書けば 壊れそうで 弱すぎれば 届かない Bのやわらかさで 触れるくらいがいい 消せる余地を残して 文字たちが 罫線を超えて 黒い筆跡 わがままに 慌てて消して 少し濁る ノートの紙が 少し毛羽立つ 真っ白な未来より 書きかけの今がいい 強く書けば 壊れそうで 弱すぎれば 届かない Bのやわらかさで 短くなった鉛筆で まだ今をなぞってる