さよなら ただただ愛しき日々よ ずっと忘れないだろう 僕は君を すり減った靴底 夕暮れの街 仰ぎ見た空 茜色 日に焼けた仲間の顔 甦る 何かが起きそうな兆しもなく 誰かに変われるはずもなく 当たり前のように通り過ぎた毎日 離ればなれになることは 不自然なことじゃない 頭で分かってても 心が君を思ってしまうよ さよなら ただただ愛しき日々よ サクラ舞い散る春の 涙はとめどなく 終電間際地下鉄の ホームに響くアナウンス 奥歯で噛みしめる孤独な夜 何も言わず吹き抜けた風 ビルの隙間に細い月 当たり前のように繰り返しの毎日 懐かしい歌が聴こえてきた 思い出が駆けめぐる 移りゆく季節を刻々と刻む時計の針は 止まらないけれど 命は始まった時からゆっくり終わっていくなんて 信じない ぼくが生きる今日は もっと生きたかった誰かの明日かも知れないから 言葉に出来ない思いは 涙にかたちを変えてこぼれるのでしょう さよなら ただただ愛しき日々よ 二度と戻らぬ日々よ「ありがとう」 さよなら ただただ愛しき日々よ ずっと忘れないだろう 僕は君を 失ったページはどれくらい? また夜がやって来て 残された余白はどれくらい? また朝は訪れる