これはかつて否定された言説さ 君が生まれるよりもずっと前に 信じるかどうかは自由だけれど 行く宛てもないなら 聞いていけよ 空に空いた あの赤い穴の正体を知ってるか? 噂じゃあれは神様の覗き穴らしいぜ 人は皆 星になる あたかも免罪符のように言う 幾千光年 離れるなら 語り足りることはない 君を起点に廻る惑星が ひとつくらいあってもいいだろう 天動説を 天動説を 詭弁でも星より強い光を 日々はクロスフェードされた円環だ そんなことをいつかも考えていた 正体に気付いた奴から順に 消えてしまうから誰も気付けない 朝と夜にひとつずつ穴が空いてる 意味はなんだ? それも眠ればどうでも良くなった 悲しみが悲しみで終わるのが僕らは 許せないから 酷く痛む身を切り落とし 歌にして憶えていよう 失望だけを煮詰めたような夜を 頬張り呑み込む為の 天動説を 天動説を 君が君の宇宙を生きれますように どうか 星に 祈りを注いで どうか 君よ そのままでいて これはかつて否定された言説さ 君が生まれるよりもずっと前に 小説が現実に敗れても 書冊は生きる そういう話だよ 空は何故か触れるたび遠く 離れてしまうから どうか君はできるだけそばにいて 人は皆 星になる あたかも免罪符のように言う 幾千光年 離れるなら 語り足りることはない 君を起点に廻る惑星が ひとつくらいあってもいいだろう 天動説を 天動説を 詭弁でも星より強い光を 天動説を 天動説を 詭弁でも星より強い光を