夜更かし 各駅列車に乗って 渚行きの旅 ガラガラの心 わたし たぶん 今日はもうだめ 街灯が並んだ道を 手を繋ぎ歩く 光の当たるとこを 踏まないゲーム 見上げたまつげが揺れた クーラーが冷やす 汗は無味無臭 きっと見えない ずっと見えない それでいい それがいい 抜け切らない夏 お茶割 パーカー 薄手のトート 天気予報の声も聞かぬ前に 少し 膨らんだ胸が弾む 太陽の目も見ぬ 無責任な夜間の僕ら おんなじ海辺を歩く 夢を見ている 見上げたまつげが揺れる 涙に汗も気づかぬフリをして だって見えない もっと触れたい それでいい それがいい 終わらないで 夏