横断歩道橋 駆け出した テトラポットから転げ落ちるように 揺れる心 離した片手 いつか思い出す いまさら好きと言うなんてずるい もしも 月が見える夜 隣にいるのが 君じゃない誰かでも 大丈夫でいたい 時が いくつ流れても 何を伝えればいいかわからないのは 触れた体温 繋がっていたと信じたいから あの日飛び乗った丸ノ内線 回る回る東京から 抜け出せずにいた私に 手を差し伸べてくれたのは君 発車のベルが鳴り響く かき消された耳打ち ねえ、聞こえていたら 運命は変わっていたの? 世界一の 高鳴りは今 所詮 1コマでも 振れたサイコロ 時は動き出す もしも 明日太陽が 昇る時には 空っぽのシーツでも 大丈夫でいたい 時が いくつ流れても 今しか生きれない愚かさを愛して 触れた体温 嘘じゃないこと 忘れないで