前に通った時は ここに自販機があって すぐ横の公園のベンチで 並んでスコール飲んだな 飲み終わるまでの間 だらだら話をして 飲み終わりそうなのに わざと飲まずに持ってたな 汗をかいたシャツに なんだか緊張したの覚えてる 得体の知れないしあわせでも 抱き留めることができていたなら 心が通じ合っても 言葉は取り返せなくて 一度間違えた、 そのまま怖くなったまま、 そのまま 本当に心が欲しいのなら そう言わなくっちゃ ああ、あなたの心が欲しいのと そう言えなかった 前に通った時はあった 自販機はもうなくて ぴかぴか光るボタンも スコールももうなくて あの子と話した色んなことも もう思い出せなくて 初めて人を好きになった頃には もう帰れない