幻ばかり集めて暮らす君の 部屋にはそこかしこ 永遠が息づいてる がらんどうに満ち満ちた 「ここ」じゃないリアル 潔癖なくらいにむきだしの窓の 向こう あんなに美しいたわわの夏も 綺麗事だけではできていなくて それをわかってて、 それが悲しくて、 でもそれをすべてに したくないんでしょう? 信じたい愛の心地が似てるって 言葉にする前に 目と目に映りこんでるでしょ 信じたい愛さえ 誤魔化しじゃないなら あとのなにもかもはただの夕立さ 幻、馬鹿にして 蹴飛ばしていくやつらなんかが ここを探し 当てられるはずはないから 安心しようよ 見せかけなんて ひとつもない君のこの部屋こそ 徹底的なくらいにまともな場所 役に立ちたいだなんて 言えないきみの 伸ばしっぱなしの睫毛はオーロラ そのままにしていてよ 抜いたりしないでよ 外は わたしがしっかり見張っておくから 信じたい愛の心地が似てるって 言葉にした途端 手に入らなくなる気がして 信じたい愛がおんなじじゃなくても いつまでも君と いれたらいいのになあ...... 信じたい愛の心地が似てるって 言葉にする前に 目と目に映りこんでたでしょ 信じたい愛は誤魔化しじゃないから あとはなにもかもをただの夕立に していくだけさ
