強がりいくら重ね着したって もろいところはもろいまま 寄りかかった壁の頼もしさよ 言葉を交わせないのが哀しい ぐずぐずのラズベリー いっぱいいっぱい 持て余して握り締めてる 見つからないように でも滲み出てしまうの、 ねえどうか気付いて わたしさえ忘れたような怪我の跡 触ってほしい、痛くても構わない 今どうなってるか確かめてほしい それから教えて、 もう大丈夫そうだと やり場のない泥、平気でいたくても やわらかいところはやわらかいまま 涙になろうが鋼になろうが やわらかいものはやわらかいまま ざらざらのたましい ずっとそっと 暖めるよう抱きかかえてる 初雪のひととき 手にとれば その度にまだ誰もいない白 しずけさ悲しんだって しょうがないね いま愛おしい、痛い胸に花畑 本当の虹がどんなか知ってる あなたの優しさはいつだって本当