せつなさを運ぶ鳥は どこからやってきたのかな 誰も知らない街の木陰かな それともわたしのすごく近くかな 嫌いになんてなるはずがない、 永遠に わたしはそう言い切れるけど ひとの心はわたしには見えない いまわたしはここにひとり? それともあなたとふたり? ここは蜂蜜 肩のほくろをそっと押した ここは蜂蜜 朝と寝息が混じりあう部屋 ここは蜂蜜 夜明けの空 澄みきった青 部屋の白い壁に影をつくって 不意に気づいた わたしたちふたり 別々に生きてきたこと 心も体も言葉も今も 全部大事にしたい 心も体も言葉も今も 全部使って大切にするよ どれだけ近くにいても ひとつにはなれない 仕方ないことでも 諦めずにはいられない 生まれたてのこの愛に 重さなんてない ただひとりとひとりが 手を繋いで夜が明けただけ ここは蜂蜜 窓から差し込む 光が広がっていく ここは蜂蜜 その前髪がつくる影の下 まだ閉じてるまぶたを わたしだけが見てる ここは蜂蜜 朝と寝息が混じりあう部屋 ここは蜂蜜