Track byblues
一粒触れた 見たこともない雫を 無邪気に飲み込んだ 呪いとも知らずに 拙い心膨らんで つむじ風を舞わせた 落ち葉を拾えば その手に棘の光を見た 思いに独り歩き 魂を踏み荒らし 捻れた糸を解く頃には もう遅いさ 嘘つきな僕の 手放した意思を見つめて かき消したい罪を 無意味な音へ刻んで 言葉の錘を振り落とそうとも 灯された心の枷に喘ぐ 抱きしめた過去と 鳴り止まぬ時間(とき)を旅して 偽る愛など 白い空に帰してくれよう 風に預けよう 次のページに何を奏でよう