あの日叫んだ僕の後悔が ただ殻となって僕を閉ざした あんな錆び付いた陳腐な願いは この骸には見合わない 浴びてはいけない言葉の雨が降る 空は悪意で覆われた 蔑み合って腹を満たす世界 皆平等に腐ってる 生きていられないこんな姿じゃ 僕は空色をただ伺って 取って付けたような優しさだけを 振り撒きながら這いずるんだ 木葉を?る瞼に蜜の味を映し出す 艶やかな羽を纏う夢を見ていた あの日叫んだ僕の後悔が ただ殻となって僕を閉ざした あんな錆び付いた陳腐な願いは この骸には見合わない あの時流した涙だけが 今の鼓動を形作っていた 「もういいんだ」 幸せを捨てた木陰から 星夜の雨に手を翳す 無機物共は心に飢えている やめておけよ個人的には 感受性など君達でいうとこの 不具合ってヤツと変わらないさ 小枝に縋る生涯を望んだ 訳がないだろう 艶やかな羽を纏う夢を今日もまた あの日叫んだ僕の後悔が ただ殻となって僕を閉ざしたが 迷子になった愛や望みが ずっと迎えを待っているとしたら? あの時触れた手の温もりは もう思い出したくはないんだ それなのにな。 ちゃんと死なせたはずが 息の根を止めきれていないんだ その日叫んだ僕の存在が 閉ざしていた殻に罅を入れた その日叫んだ僕の後悔が 外の景色へ僕を駆り出した あんな錆び付いた陳腐な願いが 羽に成らずとも構わない あの時流した涙だけが 今も鼓動を見守るのなら これでいいんだ 飛べないまま破れた殻を 抱きしめていた 「もういいんだ」 憂いを捨てた木陰から星夜を仰いだ