階下の僕ら

歌詞

今日まで世話になった 淀んだ水とお住まいに サヨナラをしたところ 吸ったそばから 咽せてしまうくらい 死にかけている空気の味 懐かしんだ夜半の 星々が今去って 僕らに居場所を与えるんだ 暗転。そんで、 漠然・黙示的・全天の号令 しかと聴き入れて 軋む心臓に 稼働を言い渡して 遠く現代 デスクを離れゆくような 徐なスタートを 盃を上げよう 堂堂呪われろ さあ、いざ。 運命への初速度を待っている いつかの日に はたと出会える同胞よ ナぁ僕ら 分かんないが恐らくさ 動き出すべき時なんだろう？ 今日まで 昨日の今日の今まで はき慣れていた溜息と靴とを 投げ入れて水底 終わった色 水面下 絶望の音色 イルーシヴ・ロータス すべて隠していろ 見放された、瓦解しかかった世界で 満天階下、いまさらに耀いて 星々とんだ暗天を 照らしていくんだ 明滅・睥睨 脳内 排熱でもって 頭もたげて 死地の向こうまで あと一歩、あと一歩 遠く現代 デスクを離れゆくような 徐なスタートを 盃を上げよう 滔滔祝えよ出立を 積もり積もるままにさあ 穢れちゃった哀しみと 一度として叶わない 身体の一部への期待を もう愛そうぜ 一人分の一切連れ 動き出した僕らは 階上へ