ふもとの猫よ通りなさい

歌詞

おの池で鯉はヌシ顔 境界に鎮座するお諏訪さま アジサイを雨は濡らした 油揚げ出来たよお稲荷さん 砂防 鉄塔 赤電灯 防災サイレンはウウウ 区画整理が行われ 今は 形ちがえど ととと通りゃんせと旧街道の 四ツ角付近 提灯もって歩こうぜ 通りゃんせと道祖神は 道草大好きな 猫をいざなうのです ふもとの猫よ通りなさい お蚕を愛でて大事に 地元のカルタをやるのです テテツクとバチを鳴らして 祭りの準備をするのです 出店 型抜き 落書きせんべい 金魚すくいにわたあめ どぶ漬けされた酒を飲んで 忠治気取りで ととと通りゃんせとあなたは 関所やぶり 鉦や太鼓をならして 通りゃんせとあなたは 八幡下り 冬になればからっ風 雷さまが稲穂の上に 祭りのたびに雨を降らす 子供のために今だけ少し 鳴りをひそめて下さい ちょうだいとあなたは月の夜に 髪をほどいた 酔芙蓉の花だね かかあ天下も赤くなるんだ 通りゃんせと旧街道の 四ツ角付近 提灯もって歩こうぜ 通りゃんせと道祖神は 道草大好きな 猫をいざなうのです 通りゃんせと小坊主 蛙ばっかの 川を百鬼夜行 通りゃんせと遊んだ 庭も校舎も 川を挟んであっち側 ふもとの子らよ遊びなさい ふもとの猫よ 通りゃんせ 通りゃんせ ふもとの猫よ通りなさい 通りゃんせ ふもとの猫よ通りなさい