いつ来てもすこし強い風が吹く なんとなくずっと前から知ってた 気がする 坂道に裏付けされる今と 背もたれる鈍く光る喫茶の匂い 恋、山側 愛、海側 変わりながらされど変わらずに 受け容れて ほなまた 気づけば真っ只中 ただ懸命に生きてる 否応屈託なく いつか笑い話 気持ち長めの信号 待てず早足でゆく だれも聴かない唄 黄ばんだ天井 えらいこっちゃこれあかん やばいときまじで言う 馴染んだわマクド呼び あげたてがいい どこにでも裸の像 服着ると彫るの面倒 白い洞で地下まで おぼえていたい ビロードと臙脂色 気分良くビルと川 あなたいま山側?いや、海側