宝石のせいで真っ暗が薄れていった 銀色の海で鳴り続く音を追って 此処まできたよ この空を解いて 本当は嫌いだった 足りないのも嘘で 笑ってくれるのを待っていた なんにも知らない君 落とす石、 がらくたの季節が積もる前に 何を片手に此処を離れよう? 隠れてる暇はないさ 急ぐよ 鉄格子の奥に蹲る星のように そっと目を閉じて 忘れてたり思い出したり 忙しいだけさ もうすぐ夜も崩れてしまうの? 裸足になっても ふたりを終わらせないよ 風を切るのがすきな君は 髪を結うのも億劫になって 「失くしたものはなに?」 「なにもないよ、ないはず」 形もまるでない月の背中に 指が触れたらきっと ふたりは此処に居れるかな? どうかな、 なんにも知らない君 落とす石、 がらくたの季節が積もる前に 何を片手にここを離れよう 隠れてる暇はないさ・・・ 隠れてる暇はないさ! 急ぐよ