靄々遠くで響いている夏 誰かが落としてった足跡 笑って済ました暑さにもう一層、 一層 目が眩んでしまって 遠く燃ゆる、 燃ゆる街を肩越しに見てる 彼れはまるでいつかの蜃気楼 “薄暈し” もう可笑しいかな 知らない、知りたいよ全部 彼方に溶けてまた心奪われている 誰かが擦り減らした時間と 滲んでしまった青さにもういっそ、 いっそ溺れて仕舞おうか (遠く揺れる、 揺れる波に想いを馳せてる 彼れはきっと消えない万華鏡) 物語もどかしい 壊したいよ? 隔つもの全部 空に解けてゆく 遠く燃ゆる、 燃ゆる街を肩越しに見てる 彼れは、今、目、の前で蜃気楼 薄暈しもう可笑しい、? ただ知りたい教えてよ全部! 彼方に溶けて、また心奪われている