まんまるな玉のうえに のったあの娘がやってくる 空っぽなその瞳はまるで碁石みたい まんまるな玉のうえで あの娘はなんにも言わない 自由のきかないその足を ぴんと伸ばしながら ぼくはまんまるな目をして 行進をながめてる ぼくはまんまるな目玉を ぐりぐりとまわしてる ぽっかりとあいた穴に あの娘は落ちてしまった 碁石みたいなその目を見開いたまま ぼくはまんまるな目をして いつまでもながめてる 落ちてくあの娘の背中に さよならと呟いて まんまるな玉のうえに のったあの娘がやってくる 空っぽなその瞳はまるで碁石みたい まんまるな玉のうえで あの娘はなんにも言わない まんまるな 目のあの娘をこわしたのは誰