忘れることのないできごとが 葬り去られてしまう世界が 真白な水にひとしずくの 愚にもつかぬことで搔き回す あの日からの心の揺らぎが 無かったことのように回る世界が 誰一人も気づかぬ間に 車輪はひとりでに回り出す 坂を転がる この素晴らしくも 醜き世界から あきらめにも似た 歌を捧ぐ 歌を捧ぐ <♪> 正気な良識だって何もかもが 破られると気づいたこの世界が 嘘に嘘を塗り固めて なりふり構わず暴れ回る 見境いもなく 神が与え給うた この世界から 忘れかけていた 罪を雪ぐ 罪を雪ぐ 無常の空気で 始まりは無邪気で すべては流行で 覚悟は空疎で <♪> 過ちを省みている人が 置き去りにされてゆく世界が 砂の上に安堵を重ね 崩れ去れば知らぬ素振りだけ 主は逃げ失せる この素晴らしくも 醜き世界から あきらめかけてた 光を見てた 闇に染まりきった この世界から それでも僕は希望の 歌を捧ぐ 歌を捧ぐ <♪>