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睡蓮と傘

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  • 2024.02.19
  • 4:33
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歌詞

これから僕は何処へ行こうか まあいいさ どこだってここと同じだろう 白いキャンパスに線を引いたら どこだって永遠を切り取れるのさ 色づく花は揺れている 遠くに見えるは君の姿 呼び止めた声に気づいて 白い日傘はまわる 幸福は紙一切れ 札束に変えられずに今日だ 世界は君の写し絵 流れる雲が綺麗 春が過ぎて雨が降れど 濡れないように 夏が過ぎて風が吹けど 乾きはしない 灰になって空に散れど 人は死なない 変わる今を白にそっと書きなぐって 涙流す夜の群青に 水面揺蕩う 睡蓮の花弁を染められたのなら この目に映る一瞬を どうか君に伝えたくて 雨垂れが奏でるグルーヴ 部屋の中燃え立つストーブ 変わらない街の景色 そんなものどこにもないのさ 今の二人を描こう 悪いがモデルは別の誰か 顔が書けない 秋が過ぎて雪が降って 凍りついた川 冬が過ぎて花が咲いて 氷は溶け出す 君の影の上書きの日を育んでいる 揺れる花を まわる月を あの日の君を いつか終わらない時の中で 簡単に流れ去った 夜を飾ったのは月明りの唄 朧に光る色は僕が憧れた最期だった 僕の視界から愛を込めて 一生分の今を送ろう それを一つ つなぎ合わせたなら 永遠になれるから 部屋中に光を集めて 世界が終わるその時のため 僕らに咲く花を描こう 涙流す夜の群青に 水面揺蕩う 睡蓮の花弁を染められたのなら 部屋が広く感じて 眠れる夜が来ないこと 君は僕を笑うだろうか それでも君に笑ってほしいんだ

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