二日酔いの頭抱え 重い身体起こす前に 思い返す昨日の口喧嘩 きっとあれは誰が悪いとか 誰が正しいとかじゃないんだよな 二人暮らし始めたらさ 気取りすぎない部屋がいいな ニトリ行けば揃うくらいでいい 何よりも大事なことに気づくのは いつもあなたと別れた後だった 駅前の人混み 陽が落ちる街並み 吐き捨てたセリフが宙に舞った くたびれたシャツの袖を捲って 繋いだ右手が少し湿っていた ドラマはない とりとめもない ありふれた日々だから 逆さまに 見えたのは ガラス玉越しに見てたから ビルの隙間のぞく青空 いつも通りバスが遅れてる わかり切ったことでさえも いちいち僕らは悩んでしまうな 心の黒く澱んだとこも あなたには見て欲しくて 苛立ちも 悲しみも あなたには隠したくないんだ ドラマはない とりとめもない 日々も忘れるのなら 愛しさも優しさも その度に確かめ合えば良い それでいい