優しさの意味で悩むのは あなたが優しいから 誰にも見せずに泣いた夜 僕らは大人になる 明け方五時 青い光 眠れず一人で眺めた窓越し 例えばもしあの日に戻れたら 選ばない道もあるかな 街のひかりが眩しすぎるから たまになんにも見えなくなるんだ 目まぐるしく過ぎる日々がまた 僕らのこと置いていく 虚しさのわけを探しても 見つかることはなくて 誰にも言えずに笑うから 余計に虚しくなる テレビの向こう 梅雨明けのよう 名前も知らないキャスターが言う 年を重ね 出会いを重ねても 僕は僕のままでいたい 街のひかりは眩しすぎるけど それの一つが僕だと知ったよ たらればを僕ら抱えながら 今のまま生きていくの さよならさえも 振り切る速度で 走り続けても いつか終わるだろう ただ思い出は歳を重ねても 綺麗なままで老いていく