窓際横たわる お腹をぬるい風が撫でる 思い出すのはそう 寝顔ばかりだな 片道2時間弱 おさがりのバイクまたがる夏 ふてぶてしい顔に 会いたくなったんだ 理由はそれだけなんだ いつもの部屋で 寝ている君は 僕を見つけて めんどくさそうに 背伸びをするのさ 憎らしい でも愛おしい 清々しいほど気ままなとこ 僕はただ君のこと 窓から少し離れて眺めていた そばにいて欲しいけど伝わらない それでいいとも思っている 君のあくび移る朝が 続けばそれでいいや いつか尻尾が二つに割れて 化けて出てきて構わないから もう一度だけ抱きしめたいよ 君は嫌がるだろうけど 憎らしい でも友達 言葉は何もいらなかった 寂しがりで 気まぐれな 君だからたまにふらっと会えるかな 新しい日々の始まり 窓際、君の姿は見えないけど ガラス越しに写る 君を思い出してる 風がお腹を撫でた もしも一言だけ 君と話ができるなら それなりに幸せでいられたか それだけ聞かせてよ