あなたの影が揺らいだ 天井を仰いだ 浮遊中 続く日常の中歌った それだけの命だ 手を 手を握って これはわたしだけの銀河だ 微睡も全て飲み込めたら あなたと夜の淵で笑って そのまま大気圏の外側へ 生まれた時のままの手のひらで 届かぬ星も掴めたらいいな その閉じた瞼の裏の裏で 何か弾けた音で目を覚ます バラバラになって旋回中 地球の青さで呼吸が止まる わたしの価値は残りお幾ら? あと何万光年の苦しみで わたしはわたしを見つけられるの あなたに出逢えるの 真夜中の空 弾けた理想が 心の隅をかすめては嗤う 夢の中 浮かぶような理由を 探したその先に何が見える 手を離さないで 握ったまま笑って 絵の具を散りばめて 沈んでいくわたしの 心を洗わないで まだ行かないでね あなたの声が響いた夜空が わたしの影を深くまで照らす 明け方4時に解けた魔法で 何が覚めようとも夜が巡る 生まれた時のままの手のひらでも 届かぬ星も掴めただろうか 掠れた声と溢れた涙で 何を叫ぼうとも夜が巡る