消えてく夢の残骸に 消えないいつかの残像に 選んだ昨日の反対に 描いた未来は漠然に 諦めるように過ごしていた それでも前に進まなくちゃ バレない嘘は本当に 変わってやがては永遠に 交わす約束は曖昧に 心の痛みは鈍感に 疑う事すら忘れていた その方がずっと楽だった こうやって僕らは 少しずつ大人になってくんだな 別にいいんだ 君みたいに些細な事で傷ついたり できる人を見てると腹が立つんだ もういいからほっといてよ これ以上僕の中入り込まないでよ ほんとに1人でいたいから 真っ直ぐなその瞳で 見つめられると 何か見透かされているようで 目を逸らしたくなるよ 本当はもっと繊細で 人懐っこくて純粋で 強がりで塞ぎ込んでしまう その嘘すら愛しかった いつしか互いに見て見ぬ降りで 空回りばかり繰り返す ねぇきっと僕らは 少しずつどこかが似ているんだよ だから嫌だよ 「君の分の痛みを背負う余裕など ない」と言い切ってみても 胸が痛いよ もういいから 泣かないでよ 君のことちゃんと愛してくれる人は きっといるから 僕ではないんだよ 真っ直ぐなその瞳の中に潜む本音が 僕をがんじがらめにするから もう手遅れなのかもね 君の髪にそっと指を 通したその瞬間に いろんなことに麻痺していた 僕を解く魔法に触れてしまった もういいからほっといてよ これ以上僕の中入り込まないでよ ほんとうに1人でいたいから 真っ直ぐなその瞳で 覗き込む君は僕の事を 疑っちゃいないから 信じてくれるかな なら僕も君の事を信じてみるから カフネ