目 耳の広がりを失う 薄青い陽 揺れないカーテン ポツリポツリ 余白の埋まった肌 音の無い泣き声が ポツリポツリ 伝うのは 紫陽花の季節 梅雨を模した枕 未だにあなたの 夢を見るの 何度ふれても ふれても 覚めない眠りに付くまで ぬくもりは 残らないのね 忘れていくだけの 身体に残った 忘れる事の無い日々に 何と名を付けようか 萎れた肌色 包み込むように 何処にも 行かないように 何度ふれても 何度ふれても 何度ふれても ふれても 覚めない眠りに付くまで ぬくもりは残らないのね 忘れていくだけの 身体に残った 忘れる事の無い日々に 何と名を付けようか