ねぇ キミには聴こえた? 指を鳴らしては 解き明かしているんだ この謎を 空耳なんかじゃないよ ちゃんと音がしたんだ キミを見つめた瞬間に 胸がチクリと痛んだ 呼吸 さえも 止まりそうで これが これが 恋というものだろうか パチン☆と何かが目覚める音がして 喉の奥 あまい味がした キミのまわり 星が浮かんで 視界がチカチカとまぶしくて 知らないどこかにいるみたいで 指を鳴らすたび 蘇ってくるんだ あの感情 パブロフの犬のようね 謎は深まるばかり キミに見つめられたくて その手 ふれてみたくなる 思考 さえも 支配されて キミは キミは 僕の世界になった パチン☆と何かが目覚める音がして 駆け出したココロ止まれない キミをめぐり時計はまわり からだ中が熱をあげてゆく あたらしい僕が生まれてゆく キミは聴いた? 勘違いかな 目と目が合って空気が揺れた 願うよそっと キミも同じ音 聴こえてたならいいのになぁ パチン☆と指を鳴らしては確かめる この気持ちを恋と呼ぶなら なんて切なくて愛しくて 理屈や言葉じゃ追いつかない パチン☆と胸で煌めく音の秘密 解き明かしたい キミと共に ピタゴラスもきっと知らない パチン☆に隠れた物語を うつくしく光るその不思議を