忘れないようにと 何度でも思い出す その度ちょっと傷付く 記憶みたいな 曖昧なものに縋って 繋ぎ止めるだけの 価値が在るのかを 秤に掛けてる様な 真似事では 「ホンモノ」には 届かないよわかってる 握りしめた掌 見透かすように 只、時計は廻ってる 切り札さえ 信じれない ピエロが不気味に 笑っているだけ だから面倒臭い 現実さえ振り切って その瞳に光を灯すから ただ辛気臭い 愛想笑い浮かべてる 横顔にサヨナラを 君にはアネモネの花束を 「後戻りは出来ない」 「立ち止まる暇はない」 それってちょっと憧れる 現実は僕に全て託されて 行くも引くも僕、次第 「愛してる」が頬を伝う それが生きてる証明 呼吸さえ忘れるの 深く深く沈んでく 手の鳴るところまで 嗚呼 嗚呼 定められた結末 描き替えるため 僕らは何度も立ち上がって 厚い雲間に光探してる 戻れはしない過去にも 見えない明日にも 僕らは何度も迷うけれど 選び続けるしかない それが間違いであっても もしも全部夢で 記憶でさえあやふやで ただ祈って神様に任せて それで全てが解決する…? 笑わせんな! だから面倒臭い 現実さえ振り切って その瞳に光を灯すから ただ辛気臭い 愛想笑い浮かべてる 横顔にサヨナラを 君にはアネモネの花束を 真っ直ぐに溺れてくように