誰に幸あれ

歌詞

君は嫌われたくないから笑う、 少し。 乾いた唇が震えてる。 「笑えてないよ?」 君の隣で笑うあいつを見た。 そこに僕がいるはずだった。 3分前までは。 構わない。もうかまわない。 「傍観者1」の僕が思うに、 なぐさめ は時に凶器だよ。 「心に刃を立てて耐えろ」 なんて傲慢だ グッバイ 愛想笑えぬ君へ うっさいあいつが手を差し出して、 ただ共感したり相槌打つその様が 僕の気を病ませた。 実際、愛想笑えぬ君が 絶望の底で必要としてたんだ。 耐えがたい案件の先で、 僕に哀が溢れだすよ。 君に嫌われたくないから笑う。 少し乾いた唇は、僕に問う。 「笑っているの?」 目の前の君は? あの時の君は、どこに? 鏡が映す影に、デジャブを見た。 あの日の君を見てるようだ。 「傍観者1」の僕がいるならば、 気付かないフリ 因果応報、心に刃 なんて冗談だからさ、 気づいてくれよ 忍耐 なんて綺麗な言葉が、 限界だ って叫べなくしたのに、 「元傍観者1」の前に、 いつの間にか 笑うあいつがいた。 グッバイ愛想笑えぬ僕へ うっさいあいつが 同じ手を差し出した。 救えない、最低だ、僕は。 そこに愛が溢れてるよ。 「僕」が君を救い出して 僕にその笑顔向けて欲しかった 然らば、このわがままで 愛想笑えぬ僕よ、さらば 「僕」が君を救いたくて 故に得た感情の渦はきっと つまらないものだから 愛想笑えぬ僕よ、さらば