空と海の境界線が滲んだら 君に僕の秘密を一つ教えよう まだ慣れない横顔見上げたら 君は困ったように笑う 優しさに触れると 悲しくて溶けていきそう だからどうか 僕に重ねて誰かを見ないで 線香花火、そっと火を灯せば、 夢を見る 小さく儚い花弁に乗せて 線香花火、きっと火が消えれば、 元通り この街抜けてく潮風に乗って 君と僕に境界線があるのなら 君に僕の秘密を一つ教えよう まだ暮れない夏空見上げたら 月が笑ったように見える 愛しさに気付くと 君の中溶けていきそう だからどうか 袖を持つ手を振り解かないで 線香花火、そっと火を灯せば、 夢を見る 小さな蕾を牡丹に変えて 線香花火、きっと火は消えない、 散り菊に 柳が夜風に煽られて揺れる もしも願いが叶うなら あと少しだけ夢を見させて 暮れる街の灯りも 夏の夜の暑さも 凪いだ海の静けさ 夜に咲いた花弁 僕はいつか忘れるかもしれない だけど、いつも君の味方だよ 愛してる 線香花火、そっと火を灯せば、 夢を見る 小さく儚い花弁に乗せて 線香花火、きっと火が消えれば、 元通り この街抜けてく潮風に乗って