ネズミの花嫁

歌詞

生きづらいと鳴く。 「田舎の鼠が羨ましい」 群れてみたりする。 路地裏で思考を拾って食べたり、 いい子になってみる。 それも長くは続きやしないが。 健全を願う。 「そこに 幸せってあるんじゃない?」 ねえ先生、あたし、 白いドレスが着たいんじゃなくて 先生、もう一切合切 しあわせになんかなれないって、 あたしに教えたいだけなの 死に急ぐ あの娘の嫁入りは 彼女を殺す、きっといつか いずれいつかの 死体にキスをする こっちの身にもなってくれ 「あたし 死装束はこれがいい」って 手首より計画的な犯行 愛を人質に生きるお前は ネズミの花嫁 眠れないと、泣く。 人の声にくるまれ 朝を迎え、 応答したりする。 「見落とした 正解に気づかせてくれよ」 いなくなってみる。 それも長くは続きやしないが。 不健全を辿る。 「あれって幸せだったのかしら?」 先生、あたし、 いくらでも沈んで不幸になるのに 先生、幸せになると 頭が止まって 身体がだるくて なんにも思い出せないの! 死に急ぐ あの娘の空想が 彼女を殺す、きっといつか いずれいつかは 幸せの果てを見る こんなもんかって笑ってくれ 「あたし ロックスターになれたら」って 27で死ぬ免罪符 夢を人質に生きる私は。 生き急ぐ 私は何を願う? 死に急ぐ 壊れて、 もう動かないことに 気づかれて殺される前に いずれいつかの 幸せを迎えた日に ざまあみろって ペンを折るのだ 死装束はこれでいい 誰より美しい終演を! 愛を人質に生きた私が ネズミの花嫁