ピタリ止まった信号の下 くたびれた顔がガラスに映った 深夜3時の道路は空っぽだった 額にかいた汗がほらと 38度の熱を知らせる あいつも困るし今日は行かないと 何になりたかったの 何がやりたかったの どこに行きたかったの どこで生きたかったの 部屋のテレビはついたままだった 画面の奥に声が聞こえる 囁く声がだんだん近づく 世界が終わる頃 君はまだ灰色かい? 誰かに合わせて 醜いステップを踏んで 見てみなよ 空はこんな綺麗に色づき 煙を照らした ライトが反射する 描いた物には なれないのかい? そんなつまらない世界なら 終わらせてあげるよ 瞬きも惜しいほどに 綺麗な色で描くよ じゃあね 霞む灰色 世界が終わる頃 僕は笑っていたいんだ 何色に染まることもない 透明で 見ていなよ インクを撒いたように 色付く世界で 踊って 踊って 僕は僕になるから