喉でつっかえた嘘つきは茹だる 夜に溶けて呑み込んで 嘘に気付かないふり猿芝居 反転してうつった硝子玉を正解と 思っていた きっと割れないと願っていた あなたが嘘で隠してくれたから もうやり直しは出来ないよ バラバラになってしまったら ミスターライアー あなたは ホントも嘘にしてくれるわ 気づいた時にはビー玉にヒビが 入ってた 嘘が割れて消えた 外を見るまでは分からない朝が 来るか夜が終わらぬか 嘘が黒塗りになる紙芝居 完成して映した反転の世界を正解と 思っていた きっと割れないと願っていた あたしが下を向いて歩いたから もうアスファルトは斑点で埋まった 雨が降って嘘が溶けたから ミスターライアー あなたは ホントも嘘にしてくれるわ 気づいた時にはビー玉にヒビが 入ってた 嘘が割れて消えた 猛烈な孤独を猛毒と呼ぼう 猛烈な嘘を妄想と呼ぼう どうせ嘘をつくならば ホントなんてなくたっていいだろう いいだろう サヨナラだよライアー ミスターライアー あなたは わたしを猛毒に誘うわ 気づいた時にはいつかの妄想が 消えた 貴方は遠くに消えた