誰も知らない あなたの行く末を どうか せめて 私は知ってたい それは野暮だろうか 誰も知らない 知り得ない 命の気配が 迫る事が 怖くて 仕方がなかったんだ ねえ 私はあなたにただ、愛されて いたいだけ でも あなたを縛ることなんて ねえ 私はあなたのただ、ひとつに なりたいだけ でも あなたを蝕んでしまうのなら 今日だって 明日だって 命の価値は変わりゆくだろう 唇を重ねる度、この距離も変わって いくんだね 誰も言えない 言葉の矛先は どうだ 何処へ 消えてしまっても それは気にしないさ これを 酷く蔑む 命の気配が どんな呪いに比べても 恐ろしかったんだ ねえ あなたは私に何故、冷たさを 求めるの でも 私を縛ることなんて ねえ あなたは私のただ、ひとつで ありたいだけ でも 私を奪い去ってしまうのなら 今日だって 明日だって 病の意味は変わりゆくだろう 手と手を重ねる時、この情も育って いくんだね ねえ 二人の隙間を、また塞ごうと したいだけ でも こころが追い付いてこなくて ねえ 二人の温度は、また朝焼けに 朽ちるだろう でも ねえ 私はあなたにただ、愛されて いたいだけ でも あなたを縛ることなんて ねえ 私はあなたのただ、ひとつに なりたいだけ でも あなたを蝕んでしまうのなら 今日だって 明日だって 命の価値は変わりゆくだろう 唇を重ねる度、この距離も変わって いくんだね