夜の帷はもう 終わりをどうも図るように 落ちて行く、月が綺麗と いつかの告げる時間を思い出す。 映画じゃありえない綺麗じゃない ストーリーをしたためて 来ただけで掠れてく インクを辿ったんだ。 夜明けにはもう 僕はこの場所を去ろうか。 移ろう青はただ壊れてく。 不確かな終わりが今 2人を履き違え描いたとして また馬鹿らしい新しい明日を 愛してるよ、愛してるよと叫ぶ。 言葉じゃ足りないとこを 愛だと思ってると君は言うけど 事足りた時が来たみたいなんだ。 綺麗に咲く花に 名前があるように 2人だけの綺麗に映る この日々に名前をつけよう。 夏の日の線香花火が 光帯びて落ちゆく 君が言う、美しいものは儚いと 赤な糸も。 確かな始まりはただ 2人を恋だと描いていた。 まだ愛おしいに乏しい明日を 愛してみよう、 愛している気がした。 心からの幸せは 永遠なんかじゃない。 些細なことでひび割れる 日々は経る世界だった。 不確かな終わりは今 2人を1人と描いていく。 ただ馬鹿らしいが愛しい日々には 愛してるよ、愛してるよと叫ぶ。 「言葉じゃ足りないとこを 愛だと思ってるよ。」 切なさの奥に瞬ける 言葉だけ聴こえたんだ。