春時雨

歌詞

未来に描いた 破れかかった理想図が 記憶に刺さっては あなたを思い出にする。 「またいつか。」 映画に泣いた 声を殺して、誤魔化した。 認めたくないな あの日で終わってしまった 恋も。 心を溶かした。 あなたは飲み干した フリした。 空き缶みたい、と 笑われていたかな。 焦ったい春 実っては夏 飽きっぽい秋 うざったい冬で別れて 涙堪えては春 浸っては夏が過ぎてしまう。 あなたはどこか 風に吹かれて。 私はどうか、大丈夫だと 心に言い聞かす。 夜が明けたら あなたはもう隣には いないでしょう。 寝ないでいよう。 溶けきった日々に焦がれて 閉め切った部屋の光 カーテンを揺らしたら 歪む斜陽、儚いと。 色っぽい夜 湿ってく愛 安っぽい夜 思ってもない言葉を 並べて。 笑ってた日々 「待って」はもう届かない。 あなたはどこか 風に吹かれて。 私はどうか、大丈夫だと 心に言い聞かす。 夜が明けたら あなたはもう隣には いないでしょう。 寝ないでよ。 死にかけ蛍光灯は 2人を不安定に 照らしていった。 いつか描いた理想や空想も どこかでは消えると 分かってる。 赤く燃えてた光の 行く末は心じゃないと 気づいていた。 私を凍つるほど抱いていく 呪いみたいな速さで。 焦ったい春 実っては夏 飽きっぽい秋 うざったい冬で別れて 涙堪えては春 浸っては夏が過ぎてしまう。 あなたはどこか 風に吹かれて。 私はどうか、大丈夫だと 心に言い聞かす。 夜が明けたら あなたはもう隣には いないでしょう。 寝ないでいよう。 寝ないでよ。