空に花火が上がって 今年の夏も終わりそうだ 遠い君を思い出して 手を引くんだ、夏の幻が。 錆びた自転車に跨って 駅前まで迎えにいくんだ 息切らした僕 笑って君が手を振っていた。 風が吹くと髪靡いて その涼しさが綺麗だった 無邪気に笑うと決まって なくなる目が好きだった。 夏が過ぎてまた 君といた日々が僕を攫って 幸せな顔した君がさ 手を引いて笑ったんだ。 夏が過ぎてまた 君といた街を思い出すんだ 汗ばんだ手と手 続くような気がした、夏の幻だ。 夏の暑さは迷惑で 肌寒さが愛しくなる 秋になって君が去った 季節を思い出す。 君にもらった手紙を まだまだ大切にしている 照れくさそうに赤くなった その頬すら好きだった。 夏が過ぎてまた 君といた日々は僕を包んで 幸せな顔した君のさ 手はもう離さぬように。 時が過ぎてもう 君のその声を忘れる前に どうにかその角から 現れて欲しいんだ。 夏のせいだねと 滴る汗を拭う君を花火が照らした その目に映る2人の日々は サイダーと飲み干して 空き缶になった 愛してるよ、愛してるよ 愛してるよ 君はいないが 夏のせいだ、夏のせいで 思い出した。 夏が過ぎてまた 君の顔や声が霞んでいく 夏が過ぎてまた 君といた日々が僕を攫って 幸せな顔した君がさ 手を引いて笑ったんだ。 夏が過ぎてまた 君といた街を思い出すんだ 汗ばんだ手と手 続くような気がした。 夏のせいだねと 滴る汗を拭う君を花火が照らした その目に映る君の世界を 僕だけのものに してしまいたかった。 愛してたよ、愛してたよ 愛してたよ そんな想いを 夏のせいだ、夏のせいで 思い出した、夏の幻だ。
