空っぽの憂鬱を嘆くたびに 骸にまとわりつく一輪の花 ひとりきり 喧騒から逃げ出して 自分の卑しさに苛まれていた 嘘に怯えて心做しか 全てが偽者に思えた 吐き捨てた言葉の数だけ無垢な人が 居て これしきの人生に何を願う? 溢れかえる孤独はその首を絞めて 赤い糸を手繰り寄せている 無常の終生を踊れ 執心を抱えたまま 世界は沈んでいくみたいだ 血塗れの私をまた愛して 脱ぎ捨てた傷跡と罪の意識 頑是無い遠慮はもう辞めにして 一度きり 赤信号を踏み越えて 自分の醜さを愛せたのなら 闇に紛れ込んで何時しか 心を預けた貴方は 朝露、叶わぬ恋のように輝いて 無意識の屍に何が解る? 溢れかえる孤独はその首を絞めて 赤い糸を手繰り寄せている 無常の終生を踊れ 執心を抱えたまま 世界は沈んでいくみたいだ 幼気な私を縊り殺して