擦れ違う朝陽が突き刺して 先行きなんてわからない 立ち止まった通りで 明日も訝しいほどの深い闇夜から 抜け出して今 夢に抱かれ 笑いかけてくれる人はいるのかな 脆くて醜くても 望んだ現だけは 消えないように 下げた眦は 心の穴を抉るように冷たく 夢追いの酔心地に浮かされて 宵闇に漂う私に背を向けて 朝を待つように 遠い幻を見つめてる街灯り 暮れ滞む日暈に包まれて 昔なんてもう見えない 通り過ぎる人を見つめて ペーソスに浸かってるこの私と あるいは映画のような未来 受け売りの明日も訝しいほどの 深い闇夜から抜け出したなら 雨に濡られ 果てのない空を見て笑おう 時間が移ろっても虚けない景色を 今は見つけたい 下げた眦は 心の穴を抉るように冷たく 夢追いの酔心地に浮かされて 宵闇に漂う私がまた笑って 朝が来るように 遠い幻を見つめてる月明かり 遥か先に霞んだ日々を振り返って