其処にある 形に 綻びを感じていた 童歌 歌っていた 僕たちは沈丁花 零れた涙に身を委ね 見上げ 咲いた いつも僕はここにいるからさ 冬の空は高くても 今生の別れと思わないで 繋いだ手は離さないよ 此処にある 形に 喜びを感じては 永久(とこしえ)に不滅と 願いとは裏腹に さめざめと降り行く 雪と 爛漫に咲く 日和の 狭間で咲くこの沈丁花 枯らす事の無いよう いつも僕はここにいるからさ 冬の空は高くても 今生の別れと思わないで 繋いだ手は いつも あの郷愁の香りを感じて 君と見た夢花火 秋の時雨も 冬の寒さも 超えて また春に会おう