8月15日の事でした あれは田舎にいた頃の事 特別暑くてさ 蜃気楼みたいに 道がゆらゆらと揺れる 放課後 待ち合わせて 二人乗りの田んぼ道 燦々と照りつける日に 風の音 君にラムネのビー玉をあげる あの夏の日差しに当てて光る 平成に生まれた私ですが 俗に言う「ゆとり世代」ですが 確かに強くは無いと思います だけど 頑張って生きています 夕方 待ち合わせて 一番乗りの私達 ドンドンと鳴り響く音 艶やかで 君がラムネのビー玉をくれた 屋台の明かりで万華鏡みたい 遊ぶ事に本気なんです 嫌な事はやりたくないです 仕方ないって割り切るのは 私には難しいんです だからあの日のビー玉には 「またいつか」って おまじないをかけた