ボサボサの髪と汐の香りと カモメの笑い声 あの日見た映画の結末を 君と思い出せずにいる でも追いかけなくていい 誰も奪いにこないから 選ぶこともなく 汐は錆びつかせてく 小さな奇跡 大きな奇跡 数えながら石をなげよう 海辺に打ち捨てられた 浴槽の中で雲をみつめて 砂粒に撫でられた無数の宝石たちと 君はお話して 僕に歌を書かせる 眠りについた君を そっと後ろの席に寝かせた 雨が降り出すだろう 打ち寄せる波に沿っていこう 天国のドアは開いたまま ここでこうして歳をとっていく まだまだ あの日はしずまない のぼりもしない ドク あの子に薬をだして できれば甘いやつを 陸地で溺れそうになって 海の中へ戻ろうとする でも追いかけなくていい 誰も奪えはしないから 選ばれることもなく 僕も歌を歌うよ 打ち寄せる波に沿っていこう 天国のドアの暖かさ ここでこうして歳をとっている 今 今 せまりくる波に乗っていこう 天国のドアを認めて ここでこうして歳をとっていこう まだ まだ あの日はしずめない のぼらせもしない ボサボサの髪と汐の香りと カモメの笑い声 あの日見た映画の結末は