Track by閃光ト雷鳴
重なるはずの秒針 錆びついたままじゃ あの日と同じ言葉も 上手に伝えられない 「愛してた」とか ひどく気まぐれだね 枯れるように 色褪せる 時は無情に流れて 空っぽの箱じゃ あの日と同じ気持ちで その目を見つめられない この距離だけは 今も変わらぬまま ねぇ 同じ言葉 繰り返す もう重ねないで 忘れてよ 響く言葉だけ囁いて 触れられないまま螺旋上 おとぎ話の終演 渇いた果実が答えなら サビた鍵穴に差し入れて 水を吸わせてあげる 枯れた声をまた響かせて 触れることもない螺旋状 オトギバナシの終焉