感情戦線の裏表紙の中 喜怒哀楽の変化の心は 虚像な誰かに打ち破られて 無色へと変わっていった 物言わぬ世界は 図らず誰かが死ぬのを 見てるだけだ それだけなんだ 搏動が止まる音に 気づかない振りをしていた 朝焼け憎む嘘が見えないから 大丈夫夜がほら掻き消すよ 綺麗事も痴れ言もいらないから 藍色の中に居てそれでいいよ 一人また独りと夜深に 埋もれた感情 飲まれた心を 諂い 戯場 役を指定され 無常の中立ち竦んだ いつかは居場所が 無くなってしまっても 触れた温度 ぬくみだけは 消えても消し切れはしない 他の誰にも触らせない 静かな夜を壊す足音が 迫るその時までは傍にいよう 絵空事に過ぎない物語 一つ悔いはあるけど行かなくちゃ あなたは言うんだ 『感情など消してしまえ その方が楽で苦しくないでしょ』 でもそれじゃ少し寂しいから この気持ち無くすのは "いやだよ" 奇跡を嫌うあなたに言いたいこと 僕はここにいるよ 絶対だよ 嘘をつく僕を横目にあなたは 嗚咽を漏らし叫んだ 『いかないで』消えていく 「バイバイ」 やさしい嘘は 世界に感情を